「はい、着てみる!」
半ば強引にショートパンツに足を通すと、何だろ、今までに履いた事の無いこの柔らかいぴっちり感。そしていい匂いのする上着を着せられた僕を観た泉ちゃんママが、ふーってため息。
「すごい、ちょっと顔が細いけど、うちの泉に見える」
姉貴は僕の履いてるショーツを触って気にしてた。
「うーん、お腹に膨らみないし、やっぱり太股が女じゃないけど、いいっか。泉ちゃんには似てないけど、これくらいの女ってスポーツやってる子でいるし…。薫、ほら!」
そのまま鏡の前に立たされた僕。そこにはバレーボールの試合のユニフォーム着た姉貴と同じ姿の僕が映ってる。