フェスティバルの成功から数週間後、僕たちのチームに1通の手紙が届いた。それは、地元の有名な劇団「天空座」からの招待状だった。劇団の代表がフェスティバルを観劇しており、僕たちのパフォーマンスに感銘を受けたという。
颯太と千夏がその話を伝えてくれたとき、僕は信じられない気持ちでいっぱいだった。
「天空座って、あの天空座? プロの舞台で演技するってこと?」
颯太は笑顔で頷いた。
「そう。僕たちにワークショップへの参加を打診してる。優花、これは大きなチャンスだよ。」
僕たちはワークショップへの参加を決め、さらなる挑戦に向けて動き始めた。