会場の確保と予算の調達がうまく進まない中、涼たちは再度サロンの常連や協力者に呼びかけ、支援を求めることにした。

「こんな大きなイベント、私たちだけじゃ無理だと思ってた。でも、皆が協力してくれたおかげで、少しずつ形になってきたわ。」奏はスタッフとの打ち合わせで、感謝の言葉を述べた。

葵も「自分たちの周りには、こんなにも心強い仲間がいるんだって実感した」と言って笑顔を見せた。

さらに、サロンに通うお客様の中にも、会場の設営や装飾、スタッフの手伝いを申し出てくれる人が現れた。彼らのサポートを受けて、準備は一気に加速した。