そして迎えたイベント当日。会場は予想以上に多くの人々で賑わい、都市の中心部に位置する会場には女装を楽しむ人々が集まった。涼たちは、準備万端でブースに立ち、来場者を迎えた。

「いらっしゃいませ!自分を見つける迷宮へようこそ!」葵が元気よく声をかけると、初めて女装に挑戦する人たちが興味津々で足を運んできた。

「ここでは、あなたの好きな自分を見つけることができますよ。さあ、一歩踏み出してみましょう!」奏が優しく案内しながら、参加者に必要なサポートを提供した。

涼は、その笑顔と楽しそうな顔を見ながら、「これこそが私たちの目指していたことだ」と感じていた。