僕は、女装サロンラビリンスでの経験を通して、次第に自分のアイデンティティがよりはっきりしてきた。以前は、女装は「遊び」として楽しむものだと思っていたが、今ではそれが自分の一部として自然に感じられるようになった。女装サロンラビリンスで得た自己肯定感は、少しずつ外の世界にも広がっていった。
ある日、女装サロンラビリンスでリナさんと話していると、彼女は僕に言った。
「あなたが今後どう進んでいくかは、あなた次第よ。でも、ここで学んだことを外の世界にも持ち出してみるのもいいかもしれない。」
その言葉を聞いたとき、僕は心の中で何かがはっきりと決まった気がした。女装サロンラビリンスで過ごす時間が、ただの「遊び」や「息抜き」ではなく、僕の生き方そのものであると感じるようになっていた。そして、これからはその「自分」を外の世界に持ち出し、より自然に生きていこうと決意した。