女装サロンラビリンスに通ううちに、僕はますます自分の中の「女装」と「男性」という二つの側面をうまく統合できるようになってきた。最初は女装をすることで、社会から疎外されることを恐れていたが、女装サロンラビリンスの温かい空気の中で、自分の「本当の姿」を受け入れることができた。

ある日、舞さんと一緒にサロンの鏡の前でメイクをしていると、彼女がふと口を開いた。

「女装サロンラビリンスに来るようになってから、前よりずっと自分に自信を持てるようになったわ。」

舞さんは、メイクをしながら微笑んだ。

「最初は女装なんてただの遊びだと思ってた。でも、今ではそれが私の一部になったの。」

舞さんの言葉を聞いて、僕も自分自身がどれほど変わったかに気づいた。女装サロンラビリンスで過ごす時間が、単なる遊びの域を超えて、僕の生活に深い影響を与えていた。外の世界で感じる不安や疑念も、女装サロンラビリンスでは一切感じることなく、ただ自分を表現することができる。

「女装サロンラビリンスで過ごす時間は、僕にとって欠かせないものだ。」

僕は心からそう感じていた。