「自己表現フェスティバル」が大成功を収めた後、女装サロンラビリンスは次なるステップに進むことを決意した。リナさんは、これまで以上に社会的な影響を与える活動をするため、サロンのビジョンを広める方法を考えていた。

「女装サロンラビリンスが、ただの一時的な場所で終わらせてはいけないわ。」リナさんはスタッフ全員に語った。「このサロンが持つ力を、もっと多くの人々に伝えて、私たちの理念を全国、さらには世界中に広めていく必要がある。」

舞さんもその考えに賛同し、さらなるキャンペーンを提案した。

「女装サロンラビリンスは、私たち一人一人が持つ力を引き出し、誰もが自由に自己表現できる場所だということを、もっと広めていくべきよ。」

その言葉に、僕は胸が高鳴った。女装サロンラビリンスがただの一過性の場所でなく、長い目で見て社会に大きな変化をもたらす場所であることを、僕たちは確信していた。そして、その一端を担うことができることを誇りに思っていた。