ラビリンス・フェスティバルの成功から数週間が経った。
女装サロンラビリンスに新メンバー登場
そんな中、また新たな訪問者が現れた。彼の名前は光一さん。
「初めまして、ここが女装サロンラビリンスで間違いないですか?
葵さんが優しく微笑みながら迎え入れる。
「はい、ようこそ女装サロンラビリンスへ。
光一さんは小さな声で、「女装をしてみたい」と告げた。
僕はその姿に、
光一さんの変身
女装サロンラビリンスの魔法は、光一さんにも効果抜群だった。
「光一さん、素敵ですよ。」
葵さんのその一言に、彼は照れながらも嬉しそうに微笑んだ。
常連のユリカさんも、感心した様子で言った。
「初めてでこれだけ似合うなんて、光一ちゃん、将来有望よ!」
それをきっかけに、
新たなプロジェクトの提案
そんなある日、葵さんから新しいプロジェクトの提案があった。
「女装サロンラビリンスの魅力をもっと広めるために、
ユリカさんはすぐに乗り気になり、
「いいじゃない!
と大興奮。涼子さんも、
「映える写真なら僕に任せてください。」
と頼もしい姿を見せた。
僕も賛成だったが、正直少し不安もあった。
女装サロンラビリンスのSNSデビュー
初めての撮影会がサロン内で行われた。
「優斗ちゃん、もっと笑顔を作って!はい、いい感じ!」
「ユリカさん、ドレスの裾をもう少し広げてください。」
楽しい雰囲気の中で撮影が進み、
「女装サロンラビリンス、すごく楽しそう!」
「こんな素敵な場所があるなんて知らなかった!」
ポジティブなコメントの数々に、僕たちは大いに励まされた。
葵さんとの特別な時間
撮影会が終わり、皆が帰った後、葵さんが僕に声をかけた。
「優斗さん、少しお話ししませんか?」
彼女に誘われて、
「最近、優斗さんがすごく頑張ってくれているのが嬉しいんです。
彼女のその言葉に、僕は思わず顔が赤くなった。
「いえ、僕はまだまだで……
すると彼女は首を横に振り、優しく微笑んだ。
「そんなことありませんよ。
その言葉を聞いて、僕の胸の中に温かいものが広がった。そして、
ライバル心、再燃
だが、そんな穏やかな時間も長くは続かなかった。次の日、
「葵さん、次は動画配信にも挑戦してみませんか?」
彼の提案に葵さんは感心し、
「いいですね!
と嬉しそうだった。
その様子を見て、僕の心に嫉妬の炎が再燃した。
「俺も何かしなくちゃ……」
ライバル心を燃やしつつ、
大成功の裏に隠された不安
動画配信が始まり、
だが、その反面、葵さんが忙しさで疲れているように見えた。
「葵さん、何か手伝えることがあれば言ってください。」
「ありがとう、優斗さん。でも大丈夫ですよ。」
そう言って微笑む彼女の姿は、
覚悟を決めた夜
その夜、僕は一人でサロンに残り、鏡の前に座った。
「24時間365日女装を続ける覚悟があるか……」
女装サロンラビリンスでの日々を思い返しながら、
「よし、決めた!」
僕は覚悟を固め、葵さんに自分の想いを伝えることを決意した。