「俺の趣味・女装サロンへ遊びに行くこと ~第2話~」

小さな喫茶店でコーヒーを飲んで、会話を楽しんだ。いや、会話というか俺が相変わらず一人でしゃべっているだけだ。
どんな話でも頷きながら笑ってくれた。
声も出さずに微笑むだけだ。

「ねえ、仲良くなったし、ラブホに行かないか?」

何でもニコニコうなずく美女を見て、魔が差した俺。ラブホに誘ってしまった。

美女が不細工な男にいきなりナンパされて、挙げ句の果てにホテル行こうなんて誘われたら、美女がコーヒーぶっかけて怒って帰るのが恋愛ドラマなんかのオーソドックスな展開だ。

しかし、美女は頷き、指でOKポーズを作ってくれた。

俺と美女は喫茶店を後にして、ラブホへと向かった。逃げられないように彼女の手を強く握りしめた。

ラブホへ到着し、受付で部屋のキーをもらい、エレベーターで404号室へ。エレベーターの中で美女はほっぺにキスをしてくれた。