『俺と姉ちゃんは美人姉妹?!』~第3話「女装をしてみることにした」~

「まあ、無理にとは言わないよ。そんなに嫌なら。なんか気分が変わってきた。レストランにしようか。なんかハンバーグとかピザとか色々食べたい気分なんだよね、ペロリ」

ちなみに姉ちゃんはかなりの大食いだ。それでいながらモデル体型。俺と姉ちゃんはレストランへと向かった。

「さあ、着いたな。姉ちゃんはドリンクバー頼むの?」

「当たり前じゃん。翔太はお子さまランチでも頼めばー?」

「いや、俺いくつだと思ってるんだよ。てか、姉ちゃんがレストランの代金持ってくれるんだよね?」

「どうしようかな。翔太が女装してくれるならいいよ」

「いや、何でそんなに俺を女装させたいのさ?」

「お姉ちゃん、妹がほしかったんだよねえ。だから、翔太には女装して一瞬でいいから妹になってほしいなって。しかも東京にいい女装サロンがあるみたいだしね」

まあ、そこまでいうなら女装してみようかな?

「うん。分かった。女装してみる。でも、俺、金持ってないから姉ちゃんが払ってね」

「うん、分かってる。翔太はメイクをしたら美人になりそうな気がするんだよね」

女装かあ。緊張するけど、ワクワクする。