颯太は最終的に天空座のオーディションを受ける決意をした。僕たちはそれを全力で応援したが、心のどこかで彼との別れを感じていた。

「優花、君のおかげでここまで来れたよ。ありがとう。」

颯太が旅立つ日の前夜、僕たちは小さな送別会を開いた。千夏も僕も彼の未来を信じて送り出した。