義理の姉、美咲からの「女装サロンラビリンス」に通う命令を受けてから数か月が経った。俺、翔太はすっかりラビリンスの常連客となり、次第に自信を持てるようになった。

しかし、美咲は満足していなかった。

「翔太、女装サロンラビリンスで学んだ技術を次のレベルに引き上げなさい。」

「次のレベル?」

「そうよ。実践の場に出なさい。」

俺は驚いた。ラビリンスでの女装は自分自身の変化を楽しむ場だったが、それを外の世界で披露するなんて考えたこともなかった。

「無理だよ、姉さん!俺はただここで楽しんでるだけで…」

「楽しむだけじゃだめ。女装サロンラビリンスはあなたを変えるための場所なのよ。その成果を外の世界で試してこそ意味があるの。」

美咲の強い視線に圧倒され、俺は反論できなかった。