迷宮をさらに進むと、次に現れたのは「仕草の間」だった。そこでは、美しい女性たちが俺を待ち受けていた。
「翔太さん、ここでは女性らしい動作を学んでいただきます。」
俺はヒールを履いて優雅に歩くことや、手の動きを洗練させるレッスンを受けた。女装サロンラビリンスでのこれまでの経験が役に立ち、徐々に動きが自然になっていくのが分かる。
「素晴らしいわ、翔太さん。次はさらに高度な試練です。」
麗さんの案内で辿り着いたのは「声の間」。
「ここでは、あなたの声を変える訓練を行います。」
俺は自分の声を女性らしく変える練習を始めた。最初はぎこちなかったが、コツを掴むと、次第に自然なトーンが出せるようになった。
「これも…女装サロンラビリンスの力か…。」
自分の成長を実感しながら、迷宮の試練を一つずつクリアしていった。