交渉が成功し、サロンラビリンスと提携先企業の間に新たな信頼が生まれたことで、プロジェクトは再び軌道に乗った。メイク体験やファッションコーディネートを提供するサロン内のシステムがアップデートされ、新たに導入された仮想試着機能は、多くの利用者から高い評価を受けた。
「これは本当に画期的だわ。」奏は来店者の笑顔を見ながら感動していた。「こんなに簡単に自分に合うスタイルを見つけられるなんて!」
葵も満足そうに頷いた。「これなら、もっと多くの人が女装に挑戦しやすくなるね。」
涼は二人を見ながら静かに言った。「これが私たちの次のステージなんだね。女装サロンラビリンスがさらに広がり、多くの人に愛される場所になることを、もっと目指していこう。」