「涼、最後に一つだけ試練を課すわ。」
沙羅様はそう言うと、私に一冊の白いノートを手渡した。
「このノートに、あなたがこれまで女装サロンラビリンスで学んだこと、感じたこと、そしてこれからどう生きていきたいのかを書き記しなさい。」
私はペンを握り締め、心の中に浮かんだ思いをそのままノートに書き始めた。
• 私が初めて女装サロンに足を踏み入れたとき、心には迷いがあった。
• しかし、女装サロンでの経験を通じて、自分が本当に何を求めているのかを知ることができた。
• 私が求めていたのは、誰かに認められることではなく、自分自身を認めることだった。
書き終えたとき、ノートの白いページは、私の心を映し出すかのように輝いていた。
「よくやったわ。これであなたは迷宮を完全に抜け出すことができる。」