スタッフが案内したのは、これまでに見たことのない部屋だった。「創造の間」と名付けられたその部屋は、真っ白なキャンバスのように空っぽだった。しかし、その中央には、一つのテーブルと、たくさんの装飾品や素材が並べられていた。
「この部屋では、あなたが理想とする女装サロンを作り上げるのです。」
私は驚きつつも、その提案に強く惹かれた。今まで訪れた女装サロンの中で体験した喜びや発見を元に、自分自身の手で新たな空間を作り上げるという挑戦は、これ以上ないやりがいのある試練だった。
「それでは、始めてみます。」
テーブルに並べられた素材を手に取り、私は少しずつ理想の女装サロンを形作り始めた。