その後、私は正式に女装サロンラビリンスのスタッフとして活動を始めた。訪れる人々にとって、この迷宮がどのような意味を持つのか、私自身の経験を元にして伝える日々が始まった。
ある日、私の元を訪れたのは、一人の若い男性だった。彼は緊張しながらこう言った。
「僕、自分に自信が持てなくて…。でも、ここに来れば何かが変わるかもしれないと思って。」
彼の姿に、かつての自分を重ねた私は、優しく笑って彼を迎えた。
「大丈夫ですよ。この女装サロンラビリンスで、きっと新しい自分に出会えるはずです。」
そう言いながら、私は彼を新たな旅路へと導いていった。