そんなある日、女装サロンラビリンスで僕の誕生日を祝ってもらうことになった。リナさんと舞さんが主催してくれるということで、サロン内はお祝いムードに包まれ、常連のお客さんたちも参加することになった。

「今日はみんなでお祝いよ!」

リナさんの声が響き、サロンの隅々から笑い声が聞こえてきた。お祝いのケーキが運ばれ、プレゼントが渡されると、僕は少し恥ずかしさを覚えながらも、心の中で感謝の気持ちが溢れていた。

舞さんが僕に笑いかけながら言った。

「これからもずっと、この女装サロンラビリンスで、素敵な自分を見つけ続けてね。」

その言葉に、僕は心からの微笑みを返すことができた。女装サロンラビリンスは、ただの「遊び」ではない。ここで出会った人たちとの絆、そして自分を受け入れる力を与えてくれる場所だった。