「全国女装フェスティバル」は大成功を収め、女装サロンはますます大きなものへと成長していった。新たな参加者たちが笑顔を見せ、女装を通じて自分を表現する勇気を持ち帰った。
悠斗は、最初の頃の不安が嘘のように消えていくのを感じていた。美絵との考えの違いも少しずつ解消され、お互いに信頼を深めていった。
「悠斗、あなたのやり方が正しいわ。」美絵は、穏やかな笑顔を浮かべて言った。
「いや、美絵さんのおかげです。あなたがいなければ、ここまで来られませんでした。」悠斗は感謝の気持ちを込めて答えた。
「お互いに、ね。」美絵は優しく微笑んだ。
こうして、女装サロンは新たな未来を切り開き、今後も多くの人々に自分を表現する力を与え続けることとなった。