サロンが順調に運営されていく中で、悠斗は自分自身の新たな夢を見つけつつあった。それは、女装サロンが全国を超えて、さらに世界中に広がり、誰もが自由に自分を表現できる場として存在することだった。
「美絵さん、次は世界展開を視野に入れてみませんか?」悠斗が話を切り出すと、美絵は少し驚きながらも、すぐに前向きに答えた。
「そのアイディア、いいわね。サロンがどこでも自由に参加できるようになったら、もっと多くの人が勇気を持って、自分を表現できるはず。」
「そうです。世界中のどこにいても、女装を通じて自分を大切にできる場所を作りたい。私たちが提供するのは、外見だけではなく、心のケアでもありますから。」悠斗は心の中で決意を固めた。
美絵はその決意を受け入れ、「私たちのサロンが世界中で愛されることを想像するだけでワクワクするわ。」と言った。
その後、悠斗と美絵はスタッフと共に、世界展開に向けた準備を始めた。サロンが提供する「自分を大切にする場所」という理念は、どんな文化や国境を越えても伝わると信じていた。