三人が盛り上がっているところに、美月が静かに近づいてきた。
「面白そうな話をしているわね。」彼女の声に、三人は一瞬驚いたが、すぐに提案の話を始めた。
涼がイベントのアイデアを説明すると、美月は微笑みながら頷いた。「それなら、ちょうどいいタイミングかもしれないわ。実は、近くの公園で地域交流イベントが予定されていて、私たちにも声がかかっていたの。」
「それはすごい!」葵が驚きの声を上げると、美月は続けた。「ただし、外でのイベントは、サロンの中でやるのとは違う挑戦があるわよ。準備も大変だし、周りの反応にも敏感にならないといけない。」
奏が真剣な表情で尋ねた。「それでも、挑戦する価値はあるわよね?」
美月は頷いた。「もちろん。特に、あなたたち三人なら成功させられると思うわ。」