「トランス・ハーモニー」の成功から数週間が過ぎた。サロンラビリンスは新規のお客さまが増え、常連客たちも一層絆を深めていた。一方で、涼たちは次なるステップを模索していた。

ある日、麗香から1通のメールが届いた。「またお話ししたいことがあります。エレガンス・ステージでお待ちしています。」

涼はそのメールを読み、迷わず返事を送った。「お話ししましょう。」