女装サロンラビリンスの拡大計画は着々と進んでいた。リナさんは新たな支店を開設する準備を進め、サロンの理念やその魅力を広めるために、さまざまなイベントを開催していた。
僕はその一部として、女装サロンラビリンスを支えるためにできることを考えていた。最初はただ「女装」を楽しんでいただけだったが、今ではその理念に共感し、サロンの一員として貢献したいという気持ちが強くなっていた。女装サロンラビリンスで自分が変わり、そしてその変化を他の人々にも伝えたいと思った。
ある日、エリカさんと一緒にサロン内で新しいイベントの準備をしていると、彼女がこう言った。
「女装サロンラビリンスは、もうただのサロンじゃないわ。ここではみんなが本当に自分を表現できる場所だって、広めていくべきだと思う。」
エリカさんの言葉に、僕は深く頷いた。女装サロンラビリンスは、ただ外見を変える場所ではない。それは、人々が自分の本当の姿を見つけ、受け入れることのできる場所だった。