僕の名前は田中優斗、28歳。
最初は冗談だと思っていたが、
「興味があって来たんですけど、初心者でも大丈夫ですか?」
なんとか平静を装って質問すると、葵さんは柔らかく笑った。
「もちろんです。ここは女装初心者の方も大歓迎。
それから30分後、鏡の前に座る僕の姿は、完全に「優斗」
「どうですか?初めてにしてはすごく似合っていますよ。」
葵さんがそう言いながら微笑む。心臓がバクバクと鳴り始めた。
しかし、その後の展開は想像を超えていた。
ある日、思い切って葵さんに告白するチャンスが訪れた。
「優斗さん、ありがとう。でも……」
「でも?」
「私と付き合いたいなら、“24時間365日女装”
「えっ……?」
冗談かと思った。でも葵さんの瞳は真剣だった。
「女装サロンラビリンスは、ただのサロンじゃないんです。
まさかこんな条件が提示されるとは。僕は言葉を失った。
迷いと決断
その夜、僕は一晩中考えた。職場の同僚にバレたらどうしよう。
翌日、再び女装サロンラビリンスを訪れた僕は、
「僕……女装、やってみます。」
葵さんの目が一瞬驚きで見開かれ、次に彼女は優しく微笑んだ。
「そうですか。それじゃあ、
トレーニングの日々
こうして、僕の女装ライフが始まった。ウィッグの扱い方、
「優斗さん、最近は表情まで柔らかくなりましたね。」
葵さんに褒められるたび、胸が温かくなる。だけど、
コメディタッチの挑戦
日常生活ではハプニング続きだ。スーパーで女性姿のまま「
「これが24時間365日の試練ってやつか……」
ため息をつきながらも、