「俺の趣味・女装サロンへ遊びに行くこと ~第49話~」

和男がハイハイを始めた頃、俺と美喜、和男とカズちゃんでサロンのラビリンスへと向かった。俺とカズちゃんが女装をして、美喜が男装をして記念撮影をしようという話になって。

「あら、皆さんお揃いでいらっしゃい。あら、カワイイ!和男くん大きくなったね!何ヵ月?」

「もうすぐ6ヶ月なんです。ほら、カズくん、いづみお姉さんでちゅよ。こんにちはって言ってごらん?」

「あう~!」

「あ、元気に挨拶できましたねぇ。可愛い!メイクは誰からやります?」

「じゃあ、あたしからやってもらおうかしら。美喜さん、たくちゃん、和男ちゃん、暫しお待ちを・・・。ねえ、いづみさん、最近は美奈さん来てないんですか?」

「あ、さっきまでいたんですよ。1時間前に帰られました」

「あら残念。あの方可愛らしくて好きなのに、なかなか会えないわねぇ」

「ふふふ。でも和子さんいつも来てくれてるから、そのうち美奈さんにも会えますよ」

3人ともメイクを終えて、写真撮影をすることにした。

「じゃあいづみさん、シャッターチャンス逃さないでね?あたしのことだけはしっかり綺麗に撮ってね?」

「たく、カズちゃんはいつでも自分が主人公じゃなきゃ気が済まないんだな

「はいはい、和子さん。みんな綺麗に撮りますから安心してね。・・・」

「ん?いづみさん、どうしたの?」

なんか皆さんの輝いてる姿を見ていたら私も写真に収まりたくなってきて・・・三脚持ってくるから私も入っていいかな?」