月日は流れ、女装サロンは確実に成長を続け、ついに海外にも拠点を持つこととなった。悠斗と美絵は、ついに夢を実現させたのである。
「私たちのサロンが、世界中で人々に勇気を与える場となることができた。」悠斗は感慨深く、サロンの開店式を迎えた。
「本当に、私たちの想いが形になった瞬間ね。」美絵も目を潤ませながら、悠斗を見つめた。「でも、これからが本当の意味でのスタートよ。もっと多くの人たちが自分らしく生きるために、このサロンを活用してほしい。」
世界中で愛される女装サロンは、ただ外見を変えるだけの場所ではない。人々が自分を受け入れ、愛することができるための場所であり、心を支える場所だった。悠斗と美絵は、このサロンが多くの人々にとって、生きる力を与える源となることを信じてやまなかった。
そして、サロンに足を運んだすべての人々が、自分の鏡の向こうにある新しい自分を見つけ、笑顔で人生を歩んでいく姿が、悠斗と美絵の最大の喜びとなった。
女装サロンは、ただの施設ではなく、参加者一人一人が自分の物語を作り上げる場所となった。悠斗と美絵は、その場を提供することを誇りに思い、これからも多くの人々に希望を与え続けることを決意した。
そして、サロンに訪れた人々が、日々の中で自分の鏡を見つめながら、笑顔を取り戻していく。その姿こそが、女装サロンが存在する理由だった。
悠斗と美絵は手を取り合い、未来に向けて歩み始めた。
完