順番が回ってきたチーム「ラビリンス」は、控え室からステージへと向かった。観客席からは拍手と歓声が上がり、三人の緊張を和らげてくれた。

彼らのテーマは「迷宮の光と影」。涼を中心に、奏と葵がそれぞれの個性を引き立てる衣装と動きで、物語を紡いでいくパフォーマンスだった。

涼はシンプルでエレガントな白いドレスをまとい、光を象徴する存在として登場。奏は情熱的な赤いドレス、葵は冷静さを象徴する青い衣装でそれぞれ影の役割を演じた。

パフォーマンスが進むにつれて、観客たちは彼らの一体感とストーリー性に引き込まれていった。涼が中央で踊るたびに、奏と葵がそれを引き立てるように動き、三人の絆が視覚的に表現されていた。