再スタートしたサロンでは、以前のような温かい雰囲気が徐々に戻り始めていた。常連客たちが顔を見せるようになり、新しい来店者との交流も深まった。
「サロンがまた活気を取り戻したね。」葵が微笑んだ。
「本当に嬉しいわ。私たちの居場所が、みんなにとっても居心地のいい場所であることが何より大切だって気づかされた。」涼はそう言いながら、再びサロンの未来に希望を抱いていた。
その頃、提携先企業もこの変化に気づき、サロンラビリンスの独自性をもっと活かす方向へシフトすることを決定した。
「あなたたちのサロンが持つ魅力を、もっと広めるお手伝いをさせてください。」提携先の担当者がそう言ったとき、涼たちは心からの感謝を伝えた。