イベントの成功を受け、涼たちは改めて自信を深めていた。そんな中、再び東條麗香がサロンラビリンスを訪れた。
「あなたたちの『リフレクション・デイズ』、素晴らしい企画だったわ。」麗香は静かに微笑んだ。「でも、あなたたちはなぜそんなに内面的な部分にこだわるの?」
「それが私たちの信念だからです。女装はただの外見の変化じゃない。その人自身を自由にする力があるんです。」涼は真剣な眼差しで答えた。
麗香は一瞬驚いたように目を見開いたが、すぐに微笑みを浮かべた。「なるほどね。あなたたちの強みがどこにあるのか、ようやく理解できた気がする。でも…その信念をどこまで守り通せるか、見させてもらうわ。」
その言葉を残し、麗香は再び去っていった。