「リフレクション・デイズ」は成功に終わり、サロンラビリンスは再びその独自性を輝かせることができた。常連客たちも戻り、新たな来店者も増え始めていた。

しかし、涼たちは次の課題を意識していた。エレガンス・ステージが追求する「華やかさ」とラビリンスの「温かさ」は、表裏一体のものかもしれない。

「もしかしたら、麗香さんと私たちが目指しているものは、どこかで繋がっているのかもしれないね。」奏がそう呟いた。

「うん。でも、それをどう形にするかがこれからの挑戦だ。」涼は静かに言った。