その途端僕の目から何故かすごい涙が出て、あろう事か僕は何故か彼の胸に両手を当てて顔を埋めて胸元

をぬらしていた。

「よくやったよ、彼女」

そう言って彼は僕の体をぎゅっと抱きしめてくれた。初めて着た柔らかでぴっちりしたユニフォームごし

に彼の硬い筋肉質の体を感じる。そして彼の両手は僕の着けているブラのホックをまさぐる様に。

(なんで、僕、男の子のはずなのに、なんで…)

そう思った僕の耳に更に、

「ねえ、彼女、あの、お友達になってくれないかな。あ、バレーボール教えてあげるよ」

僕は何故か思わずうなづいてしまう。僕の感覚では男同士ってのがあったからつい。すると、彼はいきな

り僕の頬を両手で優しく包んで、そして、

チュ…