女装サロンラビリンスのファッションショーを成功させた俺、翔太は、自分の中に湧き上がる新たな感情に戸惑っていた。自分が変わり始めている。それは単に外見だけでなく、内面からの変化だ。
そんな俺を見た義理の姉、美咲は、再び「女装サロンラビリンス」へ行くように言ってきた。
「翔太、あんたが次に進むべき道があるのよ。それを見つけるためにも、女装サロンラビリンスでさらに深い経験を積みなさい。」
俺は半信半疑ながら、再び女装サロンラビリンスの扉を開けた。
「いらっしゃいませ、翔太さん。」
出迎えてくれたのは、いつもの麗(れい)さんだ。しかし、今日の麗さんはどこか様子が違う。
「翔太さん、今日は特別なプログラムに挑戦していただきます。」
「特別なプログラム?」
「ええ、女装サロンラビリンスの奥深くにある“迷宮”へと足を踏み入れていただきます。」
その言葉に俺は驚きと好奇心を同時に覚えた。