迷宮の最深部にたどり着くと、そこには巨大な舞台があった。

「翔太さん、これが女装サロンラビリンスの最終試練です。この舞台で自分を表現してください。」

スポットライトが俺を照らし、観客席には義理の姉、美咲と女装サロンラビリンスのスタッフたちが座っていた。

俺は深呼吸をして、これまで女装サロンラビリンスで学んだすべてを思い出した。立ち方、歩き方、仕草、そして自信──それをすべて舞台上で披露する。

ステージを歩くたびに、拍手が沸き上がる。その瞬間、俺はこれまでにない達成感を感じていた。

「翔太さん、あなたは本当に素晴らしい。」

麗さんがそう言ってくれたとき、女装サロンラビリンスでのすべての努力が報われた気がした。