新たに企画された「ラビリンス・フェスタ」は、利用者が主役になれるイベントだった。女装初心者からベテランまで、自分らしいスタイルを披露することができる舞台であり、観客もまた心温まる雰囲気に包まれた。

「このサロンがあるおかげで、私はこんなにも自由になれた。」

「自分に自信を持てるようになったのは、ラビリンスのおかげ。」

利用者たちの声が、イベントの中で響き渡った。

涼はその光景を見ながら、胸がいっぱいになった。「これが私たちのサロンが目指してきたこと。どんな競争があっても、この想いは変わらない。」

一方、エレガンス・ステージでも華やかなオープニングイベントが開かれていた。麗香はラビリンスの成功を聞き、微笑みながら言った。「ふふ、彼女たちはなかなかの挑戦者ね。でも、次はこちらが本気を出す番よ。」