名古屋での成功を受け、巡回イベントは各地で続けられることになった。

涼たちは、イベントを通じて多くの人々と出会い、それぞれの個性や価値観に触れることで、自分たちの活動がどれだけ多くの人に影響を与えているかを実感した。

一方で、さらなる課題も見えてきた。それは、まだ女装文化を理解しきれない社会の偏見だった。

「これからは、もっと社会全体にアプローチしていく必要がある。」涼は次なる目標を掲げた。「女装サロンという小さな世界から、社会全体を巻き込む大きなムーブメントへと変えていきたい。」

涼たちの挑戦はまだ始まったばかり。新たな仲間とともに、彼らは未来への一歩を踏み出していくのだった。