「俺の趣味・女装サロンへ遊びに行くこと ~第8話~」

「うん、確かに女装は楽しいのかもしれないな。カズちゃんって普段はくたびれたおっさんなのに、女装を語るときは生き生きしてる。まあ、ナンパして結果オーライだとは思ってるよ。カズちゃんはなかなかいい奴だし」

「で、女装、やるの?やらないの?」

うん。何だろう。この追い込まれちゃってる感。

「いや、あのさ、女装って強制されるもんじゃないと思うんだ。もう少し考えさせてくれないだろうか?」

「はっ!あたしったらいつの間にか強制してたようね・・・。ごめんなさい・・・。女装仲間がいなくて寂しくてつい・・・」

「カズちゃん・・・。分かった。その女装サロンとやらに行くよ。でも、カズちゃん金持ちだろ?女装サロン代よこせ」

なんとなく、自分の金では女装はしたくないと思ったんだ。

「んもー!私は社長である前に女装子なの!女装くらい自分のお金でやりなさいよ!たくちゃんがなかなか煮え切らないから・・・強制執行~♪無理矢理連れていこうかしらん♪」