七時三十分丁度位に泉ママのワゴンが家の前に到着。ウイッグを被り、マスカラと簡単なメイクをされた

僕はそこで始めて恐怖を覚える。車には既に姉貴以外のチームの四人の女の子、そして後ろの乗用車にはそ

の四人のママ達が既に乗っていた。

僕は皆が待ち受ける中、この姿で四人の女の子の中に入って行かなきゃなんない。

「とにかく、泉ちゃんていうか、薫君と他の子達のコミュニケーション少しでも築かないと」

「だから朝はみんなで食べようって事になったの」

母親と他のママ達がそんな話している時、僕は家の玄関で足が震えて一歩も外に出られない。絶対シカト

される。変な顔される。そんな僕の手を引っ張って強引に引きずり出す姉貴。

「どうなっても知らないからな!」

そう吐き捨てて、僕は他の女の子達のいるワゴンの中へ。と、

「キャハハハハ!」