イベント準備を進める中で、涼たちは新たな仲間を迎えることになった。
その一人が、前回のイベントで出会った真紀だ。地方で小さなサロンを運営している彼女は、涼たちの活動に感銘を受け、自ら協力を申し出た。
「私みたいな地方のサロンが、もっと注目されるきっかけを作りたいんです。」真紀は熱意を込めて語った。
「あなたの視点は、私たちにとっても大きな学びになります。一緒に頑張りましょう。」涼は快く迎え入れた。
また、もう一人は、女装サロンラビリンスの常連客でありながら、これまで裏方に徹していた佳奈だった。
「今までずっとお客さんとして楽しんでたけど、これからはもっと積極的に関わりたいと思ったの。」佳奈は笑顔でそう言った。「みんなが自由に自分を表現できる場を作るのを手伝いたい。」
新たな仲間が加わり、涼たちはますます団結を強めていった。