女装サロンラビリンスに足を踏み入れると、以前と変わらぬ幻想的な空間が広がっていた。しかし、どこか空気が違う。前回よりもさらに厳かな雰囲気が漂っている。
「涼さん、お帰りなさいませ。」
案内係のスタッフが柔らかい笑みで出迎えてくれた。彼は今回の旅路が特別なものになることを予感させるような言葉を口にした。
「これより先は、通常の女装サロンでの学びを超えた、より深い自己探求の場となります。」
スタッフに導かれるまま、私は「変容の廊下」と呼ばれる場所に向かった。その廊下の壁一面には、過去に女装サロンを訪れた人々の写真が飾られていた。それぞれの表情には自信と美しさが溢れている。
「彼らも、ここで自分自身を見つけ出したのです。あなたも次のステップへ進む時が来ました。」